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 三角屋根の家 
(住宅−長野県松本市)
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土間の吹抜けと格子組

玄関ポーチ

川 沿いの道を走っていると大きな三角屋根を持つ、一見美術館かアトリエかと思われる蔵風の外観の住宅に目がとまる。周りの山々とのどかな田園風景がよく似合 うこの住宅は、白漆喰塗り壁、白御影石の腰壁、和瓦葺きの矩勾配(45°勾配)屋根、木製サッシ、木製格子組、大きな三角形の開口部が特徴である。
さらに、この家の特徴の一つに土間がある。木製両開き戸を開けて玄関に入ると、そこには300角タイルが敷かれた広い土間が広がり、上部は吹抜けになって いる。大きな三角形の開口部からの採光が気持ち良い空間である。最近、土間や路地といった空間が見直されているのは、外界と内部をつなぐあいまいな空間に 大きな可能性が求められているからである。本計画では玄関兼応接室という場であるが、使用用途はそれだけに留まらず、時には作業場であったり、時には趣味 のアトリエであったり、土間を多目的スペースのように使用されることを意図した。 
格子組の手摺や引戸の美しさと、整然と並べられた家具や置物が民芸調の雰囲気を醸し出している。シンプルなデザイン、すっきりした動線計画の中に、趣ある 空間づくりを心掛けた。

アプローチ

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